保育職は専門職です。しかし、その専門性は外部の人からすると分かりにくい面があります。
そこで、他の専門職(医療職やすし職人など)を取り上げて、いろいろな面から比較してみました。専門職には、「マニュアルのようなものがあり、それに従って仕事をすることが多い仕事」と、「マニュアル化が難しく、その都度、この場面ではどうかな?と自分に問いかけながら、実践への適用を決める仕事」があることを理解しました。保育者は後者のほうになります。
その後、事例を取り上げて、自分ならこういった場面でどう対応するのかを考えました。ワークに書いた後、代表の人がホワイトボードに書いて検討し合いました。他の方の考えもよくわかってよかったようです。
また、コロナ禍ではできなかった、「吹き玉」を折れ曲がりストローとハッポウ球で作って遊びました。保育現場でもよく遊ばれていて、中高生などでは吹奏楽の練習などに、他に吃音の指導などにも使われているものです。ある学生の学びです。
「保育者は、他の専門職と比べると見えるところが少なくて理解してもらいにくい職業だと思います。でも、他の専門職と同じで知識や技術もありますし、見え方が違っていても立派な職業です。そんな職業の夢を追えて嬉しいです。」
とても深くて、いい学びができている学生がたくさんいました。
(戸井)