昨年に引き続き、愛媛県立図書館が主催する「令和4年度 読書ボランティア等スキルアップ講座」の講師として、「読み聞かせだけではもったいない!絵本の活用方法」をテーマに講演及びワークショップを行いました。
当日は県内の読書活動に関わっている参加者の方々と、宮沢賢治の絵本を使ったワークショップ等を行いました。宮沢賢治の作品は独特な表現が多く、読み手によってイメージが異なることもあり、同じ童話の絵本が複数の出版社からでています。ワークショップでは、8つ出版社の『雪渡り』の中から、自分のイメージにあった絵本を選び、その絵本の魅力を各出版社の営業マンになってプレゼンをしてもらいました。このような絵本の活用方法は、小・中学校の国語の授業でも行うことができます。また、絵に注目することは、読み聞かせを行うときの絵本の選び方の一つとして活用することもできます。読書離れが進む中、子ども達が本を手に取る機会が少しでも増えることを願います。
(遠藤)