2年生の後期授業「教職実践演習」のひとコマを紹介します。
この授業は,幼稚園教諭免許、保育士資格を希望する学生が４つのグループに分かれて、2年間の学びを踏まえて、保育者になるために必要な①社会性・人間関係能力、②子ども理解、③使命感や責任感・教育的愛情、④保育内容の指導法に関する内容について、３回ずつローテーションしながら学びます。

　ここに紹介するのは①社会性・人間関係能力について学んでいる授業のひとコマです。この日は、教室を離れて、キャンパス内にあるチャペルまで移動し、静かな雰囲気の中、自己と向き合い、客観的に自己を観るための演習を行いました。移動中は遠足気分で（？）ワイワイ賑やかだった学生たちも、チャペルで、音楽の流れる中、しみじみと考えている様子。授業のふり返りシートには、「自分史を振り返り、客観的に見つめ直すことを通して、今まで思い込んでいた自分とは違う新たな自分を発見しました。」「まずは、自分自身を大切にすることが必要だと思いました。」「家族、友達、先生にたくさん助けられて自分があるということがわかり、感謝したいと思いました。」「これから出会う子どもたちにもそうしてあげたいと思います」などと感想が書かれていました。育てられる側から育てる側に移行するこの大切な時、しっかり自分と向き合える貴重なひと時となっていることを期待しています。

（Sr.竹田）